connectivity

VOL.1

「家庭用音声AIアシスタント」は「どんな人の消費の拡大」につながるか?

connectivity

世の中の声に耳を傾け、新しい価値を見つけ出そう。

今の世の中、何と何がつながるか予測できないことがあります。
そして大抵そういうところに生活の楽しさや仕事のヒントがあるものです。
これから定期的に社会で話題のテーマを設定し、在宅ライターの皆さんに意見を聴いていきます。
各テーマがどんなこととつながるか、社会に何か新しい価値をもたらせるか、ぜひ皆さんがお持ちの情報や経験、アイデアを駆使して考えてみてください。

今回のテーマは
「家庭用音声AIアシスタント」は「どんな人の消費の拡大」につながるか?
です。

グーグルやアップルをはじめ多くの企業が家庭用音声AIアシスタント(AIスピーカー)を開発・販売し始めました。
利用者が質問などを話しかけると、インターネットを通じてAI(人工知能)が適切な回答を返してくれるサービス型の家電製品です。
朝出かける支度の手を止めずに天気予報を確認したり、音声でネットショッピングしたりできるようです。

そこで株式会社ウィルゲートの「サグーワークス」に登録する在宅ライター100人に聴いてみました。
質問は2つ。

  • 家庭用音声AIアシスタントは消費の拡大につながると思いますか?
  • その理由を教えてください。
    またどのような人に効果的だと考えますか?

回答内容を見ていきましょう。

8割以上の人が「AIスピーカーは消費拡大につながる」

実に100人中83人が家庭用音声AIアシスタント(以下AIスピーカー)は、消費の拡大につながると答えました。
まずは「はい」と答えた肯定派の意見を見てみましょう。

肯定派面倒くさがりの人の消費につながる!?

肯定派には、在宅時の「生活の質」が変わる、向上するという意見が多く見られました。
「時間のロスなく2つのことを同タイミングで行える」「お菓子を作っているとき、手が汚れる仕事をしているときに助かる」「自分で文字を打つよりも楽」といったものです。
既存のリモコンと比較する人もいました。「購入時の操作のままのリモコンとは違い、購入した会社のAIのアップデートが行われることが期待される」(20代女性)はAIスピーカーがこれからも進化を続けていくイメージを持っていると思われます。

「面倒くさがりの人の消費拡大に抜群に効果的」と答えたのは20代女性。「例えば、ベッドに横になってから音楽を聴きたいという欲求が生まれても、もう一度起き上がることが面倒で結局は満たされなかった欲求が、声一つで自動的に音楽が聴けてしまう状態に」なると、そのシチュエーションからどんどん限りなく手に入れたいものへの欲求が派生するだろうと言います。
「興味はありつつも、今までしてこなかった人たちの背中を押すきっかけになる」(20代女性)という声も。

「より個人個人にマイクロターゲティングしていくことはマーケティングにも影響します。広告を一人一人に適した形で行うことで、広告の効果はこれまで以上に高まり、人々の消費意欲を刺激していくことは十分あり得るシナリオ」(20代男性)。
パソコンやスマホを開きパスワードを入れ、価格比較をして商品を選ぶ手順が無くなり「何かを買いたいと思った時に手軽さが増すため」(30代女性)という意見もありました。
「人間同士のやり取りがあまり得意ではないと考えている人にとっても需要が高い」(30代女性)などもそうですが、サイコグラフィックな視点でハマるユーザ像を想定している人がいる一方で、デモグラフィックなターゲットを思い浮かべている人も多数いました。

「若者」「お年寄り」「障害者」「育児中のお母さん」に効果的

「若い人たちを中心に発展していく」(10代女性)という意見が多い中、一方でお年寄りや介護の場面での利用に関するコメントが年代を問わず多くありました。
「高齢者の認知症防止に繋がるのではないか」(10代男性)、「老後の趣味の幅が広がったり、頭を使うことが増えたりする効果がある」(20代女性)といった期待や、「要望を口にすればいいだけなので、機器の操作に不慣れな年配の方にも受け入れられやすいのでは」(20代女性)といったユーザインタフェースに対する考察も年代を問わず多々ありました。
一方で、肯定しつつも「現在消費を支えている年齢層は、機械に対する音声入力による指示という行為そのものに不慣れであったり、羞恥心が大きく働く」(30代男性)と心配する人も。
また「バリアフリーで家の中の段差をなくしたり手すりをつけたりするように」(20代女性)普及するのではないかという意見も多く、「手足の不自由な人」「視覚に障害のある人」といった人たちの生活を便利にするイメージを持った人がたくさんいました。
「子育て中の母親」も恩恵を受けるとして挙げた人が多かったです。
「(車で)音楽をかけるにしても、うちの子はDVD見せろだとか、○○の曲をかけろとかこちらが運転しているにも関わらずギャーギャーうるさいんです。そんな時に、ささっとAIアシスタントに○○の曲かけてとお願いできたら、安全運転につながりますよね」(30代女性)。もっともです。
その他「ペットを飼っている人は部屋の温度管理や食事の世話が大変ですが、家庭用AIアシスタントが手助けしてくれるなら安心して飼い主は仕事ができるでしょうし、旅行に行く機会も増えるかもしれません」(40代女性)と考えた人もいました。
AIスピーカーを通じて商品やサービスを購入する人が増える、ということに加えて、AIスピーカーを利用することで生まれる時間を使ってこれまでには無かった消費機会が発生するから全体として経済が活性化する、という考えは興味深いものです。

否定派手間を惜しまなければできることばかり!

一方100人中17人いた「AIスピーカー登場も、消費拡大にはつながらない」と考える否定派。
その理由は「起床や行動のリマインド、通話や音楽再生など持ち主の習慣的行動の補助」(20代女性)が中心になるから、といったものや、
「どの機能もほんの少しの手間を惜しまなければ人間が出来てしまうことなので、それ自体に魅力を感じない」(20代男性)という内容です。
AIスピーカーで欲しいものだけ買うというスタイルになると「選択肢が狭まると思うから」(30代女性)という意見もありました。

課題は「精度アップ」「価格」「リアルなコミュニケーションの減退」「プライバシー保護」など

肯定派・否定派、いずれの意見も一理あります。
共通するのは、今後の技術の進歩によって、より使いやすく、より使いたくなるアイテムになるのではないか、という機能に対する期待でした。
最後に、将来の普及に向けた課題について書かれたコメントを紹介します。
多くの在宅ライターが指摘したのは「誤認識の確率を下げること」。
「頼んでもいないのに勝手に何か音を拾ってしまい、知らぬ間に欲しくないものを大量注文していた、なんていうことになる恐怖」(20代女性)を無くすためには、音声認識とAIの両方の精度が今まで以上に向上する必要がありそうです。
「方言など地域によって異なる言葉への対応」(20代女性)という日本語文化ならではの指摘もありました。
「値段・価格の問題」は特に若い人から多く聴かれました。
10代男性からは「裕福な人の道楽に感じるので、普及には国の支援などが不可欠ではないか」という意見がありました。
「家族間のコミュニケーションが希薄となりうる危険性をはらんでいます」(50代女性)という心配の声も。
「生活が便利で豊かになる反面、使い方にも気をつける必要があると思います」(20代女性)という問題提起は、個人情報の漏洩や悪用に不安が背景にあります。「家の中まで管理されていく恐ろしさも感じています。盗聴、盗撮などの犯罪や、プライバシーを侵される可能性も否定できないから」(40代女性)。
利便性の追求と共に、ルールづくりやセーフティネットについての議論も今後活発になりそうです。

今まで世の中に無かった商品だけに、「家庭用AIアシスタントが普及する事で考えもしなかった新たな消費が生まれてくると私は思います」(40代女性)が多くの人に共通の気持ちではないかと感じました。
最後に40代男性のコメントを。
「音声AIアシスタントが家庭に一台、という日はそう遠くないかもしれません」

●回答期間 2017年10月19日~10月30日
●回答者数 100名(株式会社ウィルゲート「サグーワークス」に登録している在宅ライター17万人に告知し、回答いただいた先着100名)
●回答した在宅ライターのプロフィール
※本文中、在宅ライターによる記述内容(カッコ内)は、誤字脱字以外できるだけそのまま引用しています。
株式会社ウィルゲート「サグーワークス」の在宅ライターを活用して、
オウンドメディアのコンテンツを作成してみませんか?
CONTACT